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声がかすれる原因と治し方
声がかすれる原因は、風邪やストレス、病気など、様々あります。
大きく声を出すなど、喉を酷使した場合にも起こります。
しかし、風邪や病気もでもないのに、声がかすれてしまう場合があります。声がかすれる原因と治し方を詳しくご説明します。
声がかすれる原因
声がかすれる原因は主に2つあります。
声の出し方によるものと、年齢とともに声が出にくくなる、加齢(声帯萎縮)によるものです。
2つの原因
- 1.声の出し方によるもの
- 2.加齢(声帯委縮)によるもの
1.声の出し方
声がかすれてしまうのは、「声帯振動」が関係しています。
声が出る仕組みとは、声を出そうとすると声帯が閉じ、その声帯に肺からの呼気が当たり、声帯振動が生じ、声になるというもの。
つまり、「声帯」を上手く振動させることが重要なのです。
声帯はとても繊細な動きをしますが、声帯の閉じが強すぎたり、弱すぎたりすると、声が綺麗に出ません。強ければ、喉が詰まったように、声が出づらくなり、弱ければ、息漏れを起こしますので、かすれた声や小さい声になります。
声帯が閉じていないのに、呼気ばかりを多く出すと、声帯が乾き、かすれた声になるのです。喉を酷使していないのに、声がかすれてしまう原因でもあります。
「さ行」のトレーニングをしていると、声がかすれる・・・ということもあります。これは「さ行」で息漏れを起こしていることが原因です。
2.加齢(声帯委縮)
病院で、「声帯萎縮」と診断されました、とお越しになる生徒さんがいらっしゃいます。
「声帯萎縮」とは、言葉の通り、声帯が萎縮し、声帯が正常に閉じないことにより、声がかすれたり、声が出にくくなるものです。
この場合は「声が枯れる原因と治し方」でもご紹介していますが、ほとんどの方が息漏れを起こしています。息が長く続かず、話していても、息苦しさを感じやすくなります。
加齢とともに声がでなくなるのは、声帯が萎縮することで起きているのです。
声帯を鍛えるための「声帯トレーニング」が必要
上記1,2.ともに、声帯が上手く振動しないために、声のかすれが起きていますので、これらを治すためには声帯のトレーニングが必要です。
今すぐできる!声のかすれの治し方
- 壁に両手をついてください。
- 壁を押しながら、「あーーーー」と長めに声を出しましょう。
タオルで声帯トレーニング
レッスンの際は、声帯を鍛えるため、タオルを使用した、声帯トレーニングを行います。いづれの方法も声帯周りの筋肉を鍛えるもので、声帯の訓練をすると声が出やすくなるものです。
まとめ
声帯萎縮の場合、声帯自体の筋肉を元に戻すことは難しいため、声帯周りの筋肉を鍛えることにより、声を出しやすくします。
また、声を出す時には、腹式呼吸の練習、あくびで・・・とよく聞きますが、声帯萎縮が起きている方には、ほとんど意味がありません。
振動すべき声帯が閉じなければ、いくら呼吸法を整えても、息が抜けるばかりで、息苦しさは改善されないものですので、声帯を鍛える訓練が必要です。
声がかすれるお悩みをお持ちの方は、まずはご自宅でできる、上記、声のかすれの治し方をお試しください。
オンラインレッスンでトレーニングも可能です。