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早口になる理由
「早口なので、聞き返されることが多いです。会話中、自分でも何を言っているのか分からなくなります。」とお悩みの生徒さんが多くいらっしゃいます。
早口には、全体の話し方が早口な場合と、話していると加速し早口になる場合がありますが、いづれの場合も、適切なトレーニングを行うことで、早口を改善することが可能です。
それでは、なぜ早口になるのか、早口になる理由をご説明させて頂きます。
早口になる理由
早口になる理由は、主に3つあります。
・滑舌の悪さ・声の出し方・頭の回転の速さ
早口になる場合は、上記3つが組み合わさり起こることが多くあります。早口と一言で言っても、症状は様々で、話し始めから早口な場合や、話していると、どんどん加速し、早口になる場合があります。
それでは、それぞれの症状を詳しくご説明させて頂きます。
話し始めから早口
話し始めから早口な場合は、会話全てが早口な傾向にあります。この場合の早口になる理由は、滑舌の悪さによるもの、または、頭の回転の速さによるものです。
滑舌の悪さが原因の場合、子音の発音が明瞭ではない場合に起きることが多く、例えば、「宜しくお願いいたします」の「ろ」がはっきりと言えない場合は、「よしくお願いいたします」と「ろ」を省いてしまうことで言葉が短くなり早口になります。
脳は、前後の言葉で「なんとなくこう言っている」と認識できるため、「よしくお願いいたします」と完全に「ろ」を抜いて言ってみても相手には通じるものです。そのため、なんとなく言っているように聞こえるが、実際には、子音と母音が発音されていない、早口な状態ができてしまうのです。
つまり、「早口=はっきりと発音していないことでスピードが出てしまう」ということ。
「言葉省略の早口とは」の通り、滑舌が悪く、言葉を省くことで、さらに発音しなくなる言葉が増え、いつしか、全ての言葉がはっきりと話せない早口になってしまうのです。しかしながら、この場合は、原因は明らかですので、滑舌矯正を行うことで、改善することが可能です。
頭の回転の速さ
一方、頭の回転が速く早口になる場合は、「頭の回転を速くする方法!舌トレとは」の通り、頭の回転が速いからこそ、早口になります。サクサクと話すことができる場合と、頭で考えたことを一気に話したいが、口が追いつかない場合とがあります。
サクサクと話せる場合は、早口でも、言葉がはっきりとしているため、聞き返されることはありませんが、口が追いつかない場合は、上手く話せないことや、聞き返されることで、ストレスが溜まります。
この場合は、話すスピードを落とすのではなく、ご自身の回転の速さに合った「発音の仕方」にすることが望ましく、「滑舌矯正」を行うと、脳のスピードに合わせた話し方が可能になります。
加速パターン
話し始めはゆっくりと話せているが、伝えたい気持ちが逸り、どんどんと話すスピードが加速していく場合があります。これは、発音自体に問題はありませんが、呼吸が浅くなり、声の響きが高くなるなど、声の出し方に問題がある場合がほとんどです。
裏声のような柔らかい声を出す場合に、地声の響きが損なわれ、結果、呼吸が安定せず、早口な話し方になります。出だしの言葉が響かない、ということも早口の原因でもあります。この場合は、声帯を振動させ、地声を響かせるトレーニングで改善が可能です。
早口は改善できる
早口は改善することができます。お一人お一人症状が違いますので、滑舌によるものか、声の響きによるものか、呼吸によるものかを把握する必要があります。また、発音時の母音や子音に原因がある場合もありますが、原因を特定し、適切なトレーニングをすることで早口を改善することが可能です。
ゆっくり話すよう意識する、というのは、早口な方にとっては容易なことではありません。ゆっくり意識をしても早口になってしまうのには原因があり、それを根本的に改善することが必要なのです。
お試しレッスンで早口改善のトレーニングが可能です。
まとめ
早口になる理由は、滑舌の悪さ、声の出し方、頭の回転の速さによるものです。原因を見極め、適切なトレーニングを行うことで、早口は改善することができます。
オンラインレッスンでトレーニングが可能です。