「さ行」が言いにくい、「ら行」が言えない、「た行」が言えないなど、日本語の発音矯正にお越しになる方が多くいらっしゃいます。
日本語は母国語なのに、発音がしづらい、「い段」など特定の言葉が言えない、自分の名前が言いづらいなど、多くの方が発音のしづらさをお持ちです。
それでは、日本語の発音矯正はできるのか、詳しくご説明します。
スポンサーリンク
Q、日本語の発音矯正はできますか?
日本語の発音矯正はできますか?
できます
A、できます
日本語の発音矯正はできます。
発音が間違っている場合には、舌の位置や舌の形に間違いがあるため、舌の位置を整えるトレーニングを行うことで、発音を矯正することが可能です。
発音は治らないものだと思っていた、と伺うことが多くありますが、「滑舌が悪い原因は?」の通り、発音や滑舌が悪い場合には、言いづらさを引き起こしている原因を特定し、細かく練習をすることで改善することができます。
日本語の発音の特徴とは?
日本語の発音の特徴は、英語の発音とは異なり、母音をはっきりと発音することです。
母音の無声化、といって母音が消え発音する言葉もありますが、基本的には「a,i,u,e,o」と5つの母音と子音で成り立っています。
また、「あ、い、う、え、お」「か、き、く、け、こ」「ら、り、る、れ、ろ」等、一つ一つの音がほぼ、同じ長さ(リズム)で発音されます。
例えば「シカ」など、「シ」の部分は、母音を発音せずに息だけで発音しています。このように、声帯振動がなく、息のみで発音することを母音の無声化を言います。
発音矯正とはどのようなトレーニング?
ここでは、発音矯正としていますが、ヴォイスレッスンジャスでは、滑舌矯正と呼んでいます。基本的には、言いづらい「さ行」や「ら行」など、舌の位置を整えるトレーニングを行います。
発音が悪い場合には、発音する時の舌の形や舌の位置に間違いがあることが原因です。
「あ行」「か行」「さ行」「た行」「な行」「は行」「ま行」「や行」「ら行」「わ行」「ん」等、50音全てに舌のトレーニングがありますので、苦手な発音をピンポイントで発音矯正を行います。
発音はどの程度良くなるのか
発音が良くない方は、小さい頃から悪い方や、大人になって急に悪くなった方など、状況は様々です。
舌がもつれる場合は、もつれる部分を的確に、「いきしちに」など、母音の「い段」の言葉が言いづらい場合は『「イ段」が言いにくい、発音ができない理由とは?』の通り、母音の「い」を的確に整えます。いづれも、根本的に舌の位置を正しい位置に変えることで、発音を良くすることができます。
発音矯正をすると、発音が楽に感じる状態になることや、聞き返されることがなくなること、また、改善した後には、以前はどのような発音だったか、忘れてしまう、という方も多くいらっしゃいます。
実は英語等の発音も良くなる
日本語の発音矯正をすると、舌を鍛えることになるため、英語等、他の言語も発音が良くなります。
「滑舌トレーニングをすると英語の発音が上達?」の通り、生徒さんからよく伺うことは、舌のトレーニングを行ったら、英語の発音が良くなった、ということ。
英語以外の言語も、発音がしやすくなる、と伺うことが多いことから、言語は問わず、発音矯正には「舌」を鍛えることがとても重要です。
まとめ
発音矯正は、日本語が言いづらい全ての方に行う、発音を整えるための矯正トレーニングです。
思い立ったら、ご自宅でも簡単にできる「滑舌を良くする方法【Lesson1】舌トレーニング」をお試しください。