「イ段」が言いにくい、「イ段」の発音ができないとお悩みの方が多くいらっしゃいます。
「イ段」とは、母音に「イ」を含む列の言葉。日本語の中の「いきしちにひみいりゐ」のことです。
「いきしちに」が言いにくい、「イ段」の滑舌が悪いと感じている場合は、子どもの頃から言えないことが多く、発音の間違いにより起きています。
それでは「イ段」が言いにくい理由を詳しくご説明します。
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Q「イ段」が言いにくい、発音できない理由とは?
「イ段」が言いにくい、発音できない理由とは?
母音の「イ」の誤った発音が原因
A母音の「イ」の誤った発音が原因
「イ段」が言いにくい場合には、母音の「イ」の発音の仕方に間違いが生じています。
「アイウエオ」の中の「アウエオ」は発音ができて、全く問題はないが、「イ」の発音だけが言いにくくなっている場合があります。
母音の「イ」が言いにくい場合は、「イ」を発音する時に、舌が立つなど、舌自体に極度に力が入ることが多くあり、発音が困難になります。
また、上顎に舌の片側のみ押し付けるなど、舌が左右に偏るなどして、発音がしづらくなることもあります。
舌に力が入る
「イ段」の発音で、舌に力が入った経緯を遡ることはできませんが、多くの方が子供の頃から「イ」の発音がしにくかった、発音ができなかったと感じています。
子供の頃に発音を練習することはありませんので、間違った発音の仕方になり、なんとか発音をしようと、無理に発音していくことで、舌に力が入る「癖」がついてしまうことが原因です。
生徒さんからよく伺うことは、ご自身で力を抜いて発音しようとするが、いざ、発音しようとするとできない、ということです。舌の脱力だけの練習をしても、良くならないことがほとんどです。
子音と母音の間違い
母音の「イ」に間違いが生じると、子音も影響を受け、「カ」「サ」「タ」「ナ」「ハ」「マ」「ヤ」「ラ」の子音である、「k」「s」「t」「n」「h」「m」「y」「r」にも間違いが生じてきます。
そのため、「イキシチニヒミリ」の「イ段」全ての発音ができなくなります。
「イ段」が言いにくい方は、「か行」の中の「キ」が言えない、「さ行」の中の「し」が言えない、など、「イ段」の言葉が言いづらくなっています。
「イ段」とは?
「イ段」とは、母音に「イ」を含む列の言葉。日本語の中の「いきしちにひみいりゐ」のことです。
最後の「ゐ」は「い」と発音しますが、基本的に使うことはありません。
「イ段」が言いにくい場合は、「イキシチヒミリ」や「リャリュリョ」「キャキュキョ」なども舌が立つなどして、舌に力が入り、言いにくいことが多くあります。
側音化構音が関係
「イ段」が言いにくいことを側音化構音と言います。
「キ」が「ギ」になったり、「シ」が「ヒ」になったり、「キ」が「チ」になったり、自分が発音したい音と、違う発音になることが多く、口の片側のみで発音している感覚があるなど、発音の違和感を感じることが多くあります。
いづれも、舌の位置の間違い、発音の仕方の間違いが原因のため、側音化構音は、トレーニングで治すことが可能です。
「イ段」は治すことができる
「イ段」が言いにくい方は、正しい舌の形と発音の仕方をトレーニングすることで、治すことが可能です。
発音しづらい、舌の癖を取るトレーニングをすることで、発音がしやすくなります。
まとめ
「イ段」が言いにくい方は、母音の「イ」を整えること、子音を整えることで、発音を改善することが可能です。
まずは、ご自宅でトレーニングが可能な「滑舌を良くする方法【Lesson1】舌トレーニング」をお試しください。