さ行の発音で息が漏れる原因は何か?と生徒さんからよく聞かれます。
前歯の隙間から息が漏れる、口の横から息が漏れる、など、様々あります。
「さしすせそ」は子音の「s」と母音の「a,i,u,e,o」からできていますが、息漏れの原因は、子音「s」の作り方の間違いです。
歯並びが原因なのか、息の吐き方が原因なのか、さ行の発音で息が漏れる原因が何かを詳しくご説明します。
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Qさ行の発音で息が漏れる原因は何?
さ行の発音で息が漏れる原因は何?
舌先の位置の間違い
A舌先の位置の間違い
さ行の発音で息が漏れる原因は、舌先の位置の間違いによるものです。
「さしすせそ」は子音の「s」と母音の「a,i,u,e,o」からできています。この子音「s」の作り方を間違えると、歯の隙間から息が漏れてしまいます。
そもそも、息を吐きすぎたり、息が強すぎたりするのは、舌先の位置の間違いにより、バランスの良い「s」が出せないことが原因です。
正しい「s」を出すためには、舌先の位置と、舌の筋力が重要です。
また、「インターネットの情報を見て練習しているが、良くならない」と聞くことが多くありますが、この場合は、間違った情報で練習をしている方がほとんどです。
歯並びが原因?
さ行の発音での息漏れは、歯並びが原因?と多くの方が思われています。
もちろん、歯並びにより息が漏れることはありますが、実は、歯並びの影響は「ほんの少し」。
発音は舌で作りますので、どのような歯並びでも「s」の音は綺麗に出すことができます。
前歯の隙間から息が漏れる
前歯の隙間から息が漏れることがあります。
これは、アゴの開き方、前歯の歯並びによるものです。
ただ、前述のように、現状の歯並びで十分、綺麗な「さ行」の発音を作ることが可能です。
舌先の位置を調整することで、前歯の隙間からの息漏れを防ぐことができます。
口の横から息が漏れる
口の横から息が漏れる場合には、舌の中央部分に問題があります。
舌が左右どちらかに偏っていれば、側音化構音といって、「い段」の発音ができないことにより、口の横から息が漏れています。
この場合には、「い段」を改善するトレーニングを行うことで改善することができます。
まとめ
さ行の発音で息が漏れる原因は、舌先の位置の間違いによるものです。
舌の位置を矯正し、舌の筋肉を鍛えることで、綺麗な「s」を作ることができます。
まずは、今すぐできる、舌の筋トレ「滑舌を良くする方法【Lesson1】舌トレーニング」をお試しください。