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舌足らずの原因と治し方とは
舌足らずを治したい、とお越しになる生徒さんが多くいらっしゃいます。
「舌足らず」の原因や治し方は様々ですが、それぞれの原因にあった治し方が必要です。
「舌足らず」と一言で言っても、原因は一つではなく、大きく3つの種類があります。
舌足らずの原因と治し方とは
舌足らずの原因は、舌の長さや形、また発音の仕方の間違いによるものです。舌が短いことが原因、舌の緩みや発音の仕方が原因、声の出し方(鼻声)が原因の場合など、それぞれに合った舌足らずの治し方があります。
舌足らずの種類は主に3つあります。
舌足らずの種類
- 舌が短いため、ら行の発音が舌足らずに聞こえる
- 言葉がモタモタして、舌足らずのように聞こえる
- 舌足らずで、子供っぽい話し方になる
大きく3つに分類できる
上記の内容は一見、同じように見えて、明確な違いがあります。全て、「舌が短い」ことで舌足らずが起きているわけではありません。
1)舌が短いことが原因
1)舌が短いことにより「ら行の発音がしづらい」ということで、この場合の舌足らずは「舌が短い」ことが明確な原因です。
2)舌の緩みや発音の仕方が原因
2)言葉がモタモタして、舌足らずのように聞こえる状態は、舌が「長い」ことや「厚みがある」ことで、舌が前に出るなどして、パキパキ話すことができない場合が多く、「舌の緩み」や「発音の仕方」が舌足らずの原因です。
3)声の出し方、鼻声が原因
3)は2の状態に加え、声の出し方(共鳴の位置)が影響し、舌の奥が上がり鼻声になることが原因で、子供っぽい話し方や舌足らずのような話し方になります。
舌足らずの1番の原因
舌足らずになる1番の原因は「舌」にあります。
発音する上で最も重要な「舌」が「正しい方法で動かないこと」が原因で、「発音が不明瞭になる」また、「舌足らずな話し方」をもたらします。
「舌足らず」と聞くと、「舌が短い」と思う方も多くいらっしゃいますが、「舌が足りない=舌が短い」ということではありません。舌足らずは「舌が緩み、筋力がない」ことが原因で、発音の不明瞭さを引き起こしているのです。
舌が「長く」とも「短く」とも舌足らずな話し方になる場合もありますし、必ずしも、舌が短いことによって、舌足らずが起きているのではありません。
では、どのような場合に起きるのでしょうか。
舌が短い場合の舌足らずとは
舌が短い方は、「舌小帯短縮症」の方で、舌の裏のスジ(舌小帯)が短いことで、舌の動かす可動域が限られてしまい、舌足らずのような発音になる傾向があります。極端に短い方は、特に「ら行」の発音が不明瞭な場合が多く、明らかな「音」の不明瞭さがあります。
しかし、舌が短いから、明瞭な音は出せないのか、と落胆する必要はありません。「滑舌の「手術」とは?」の通り、舌が短くとも、滑舌トレーニングを行うことで、鮮明な発音にすることは可能です。
舌小帯短縮症と滑舌の関係もご参照ください。
舌が長い方の舌足らずとは
舌が長い方は、口の中が舌でいっぱいのため、口腔内の空間が狭まり、さらに厚みがある場合は、モタモタとした舌足らずのような話し方になります。
「さ行」や「ざ行」、「た行」等の発音に影響が出やすく、舌が前に出る感覚があるなど、もつれる原因にもなります。
ただし、舌の長さは確保されていますから、短い方よりも、正しい位置への矯正はしやすいものです。
舌足らずの治し方
舌足らずの治し方は、舌を鍛えることです。舌足らずの原因は「舌」によるもので、長さや厚みにより、発音がしづらい状況も様々です。そのため、状態に合わせた、治し方が必要です。
例えば、舌が短い方が特に苦手としている「ら行」の発音を良くするためには、「ら行の滑舌トレーニング」が必要ですし、舌が長い方が苦手としている、「さ行」「ざ行」「た行」なども、それぞれの滑舌トレーニングが必要です。
オンラインレッスンで舌の位置を整えるトレーニングが可能です。
まとめ
舌足らずを治すためには、一にも二にも、それぞれの症状にあった「舌のトレーニング」が必要で、的確な「舌のトレーニング」を行えば、必ず、改善するものなのです。
まずは、ご自宅でも簡単にトレーニングができる、「滑舌を良くする方法 Lesson1 舌のトレーニング」をお試しください。
お試しレッスンで改善トレーニングを行なっております。