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滑舌を良くする方法!あ行~わ行のトレーニング講座
滑舌を良くする方法!あ行、か行、さ行、た行、な行、は行、ま行、や行、ら行、わ行の50音全ての滑舌トレーニング講座です。
ポイントを理解したら、あとは毎日繰り返しトレーニングを行って頂くだけで効果を発揮します。
全ての「行」には、正解の形があり、舌の位置が正しくない場合は、練習の速度を上げても言い辛いままとなりますので、その場合には、根本的に発音を治すための舌のトレーニングをおすすめします。「滑舌矯正とは?」でご紹介しています。
滑舌を良くする方法の5つのポイント
ポイント1
あいうえお、いうえおあ、うえおあい、えおあいう、おあいうえ、あえいうえおあお、をそれぞれ5回ずつ繰り返します。
ポイント2
息継ぎ(ブレス)位置は、あいうえおを5回ずつ発音した後にブレス、いうえおあを5回ずつ発音した後にブレス、というように、5回は必ず一息で言えるようにしましょう。
ポイント3
あいうえおを5回ずつ繰り返す際は、あいうえお・あいうえお・と切るのではなく、あいうえおあいうえおあいうえお・・・と繋げるように発音します。
ポイント4
あ行~わ行まで、続けて行います。出来るようになったら、速度をアップします。速ければ速い程効果がありますが、言葉をはっきりと発音できていることが前提です。はっきり言えない状態のまま続けると、それが癖となりますので、はっきり言える速度から始め、徐々に速度を上げる方が良いでしょう。
ポイント5
毎日行うことが重要です。
あ行
あ行は基本の部分です。口を大きく発音する必要はありません。適度に速度を上げて発音してみましょう。もし「い」が言いづらい場合や、発音がこもって聞こえる場合は、「い」の舌を整える訓練を行うことが必要です。
- あいうえお ×5回
- いうえおあ ×5回
- うえおあい ×5回
- えおあいう ×5回
- おあいうえ ×5回
- あえいうえおあお ×5回
か行
か行は子音「k」から成り立つ音です。「k」の息が多すぎると、「クア」のように、息漏れのような発音になりますので、注意が必要です。もし「き」が言いづらい場合は、「い」「き」の舌の位置を整える訓練が必要です。
- かきくけこ ×5回
- きくけこか ×5回
- くけこかき ×5回
- けこかきく ×5回
- こかきくけ ×5回
- かけきくけこかこ ×5回
か行の早口言葉は下記へ
さ行
さ行は「さ行の発音理論」の通り、「s」が重要です。し、す、を息のみで発音してしまうと速度は上がりますが、練習になりませんので、母音をつけた形で発音するようにしましょう。
「息のみ」が分からない場合は、さーしーすーせーそーと伸ばすと母音が自然と発音されますので、その響きをキープしたまま速度を上げてみましょう。
- さしすせそ ×5回
- しすせそさ ×5回
- すせそさし ×5回
- せそさしす ×5回
- そさしすせ ×5回
- させしすせそさそ ×5回
さ行の早口言葉は下記へ
た行
た行は、さ行同様に、ち、つ、を息のみで発音しないよう、一音一音、母音を必ずつけて発音しましょう。「息のみ」が分からない場合は、たーちーつーてーとーと伸ばして母音の響きを確認します。た行の発音ができない場合は下記もご参照ください。
- たちつてと ×5回
- ちつてとた ×5回
- つてとたち ×5回
- てとたちつ ×5回
- とたちつて ×5回
- たてちつてとたと ×5回
特に「つ」の発音が言いにくい場合には、下記をご参照ください。
た行の早口言葉は下記へ
な行
な行は鼻音といい、鼻を響かせることにより発せられる音です。鼻に手を置いて、鼻が響いているかを確認しながらトレーニングを行いましょう。「な行」が鼻声になる場合には下記をご参照ください。
- なにぬねの ×5回
- にぬねのな ×5回
- ぬねのなに ×5回
- ねのなにぬ ×5回
- のなにぬね ×5回
- なねにぬねのなの ×5回
な行の早口言葉は下記へ
は行
は行は、特に息が苦しくなりやすい言葉です。無理をせず、息が苦しくなったら、ブレスを入れて行いましょう。
- はひふへほ ×5回
- ひふへほは ×5回
- ふへほはひ ×5回
- へほはひふ ×5回
- ほはひふへ ×5回
- はへひふへほはほ ×5回
は行の早口言葉は下記へ
ま行
ま行は高速で動かしやすい言葉です。終わった後は、唇がジンジンと、熱くなるのではないでしょうか。「ま行」が鼻声になる場合には下記をご参照ください。
- まみむめも ×5回
- みむめもま ×5回
- むめもまみ ×5回
- めもまみむ ×5回
- もまみむめ ×5回
- まめみむめもまも ×5回
ま行の早口言葉は下記へ
や行
や行は半母音です。子音をはっきりと発音する他の言葉とは違い、曖昧になりやすい言葉ですので、やゆよ部分を強調して、強めに発音してみましょう。
- やいゆえよ ×5回
- いゆえよや ×5回
- ゆえよやい ×5回
- えよやいゆ ×5回
- よやいゆえ ×5回
- やえいゆえよやよ ×5回
や行の早口言葉は下記へ
ら行
ら行は舌を良く動かして発音する言葉です。「ぅら」のように、発音が巻き舌のようにならないよう発音します。舌の動かし方が間違っていなければ、「ら」と発音できます。また、「ら行」が「だ行」のように発音が聞こえる場合は、舌の位置や動かし方に間違いがありますので、細かい滑舌訓練を行う必要があります。
- らりるれろ ×5回
- りるれろら ×5回
- るれろらり ×5回
- れろらりる ×5回
- ろらりるれ ×5回
- られりるれろらろ ×5回
ら行の早口言葉は下記へ
わ行
わ行は半母音です。唇を使う発音です。「を」は「お」ではなく、極力「うぉ」と発音しましょう。
- わをん ×5回
- をんわ ×5回
- んわを ×5回
- わをんわを ×5回
わ行の早口言葉は下記へ
講座のまとめ
上記の滑舌を良くする方法は、舌の位置が正しい場合に、効果的な方法です。もし、言いづらい発音がある場合には、正しい位置にトレーニングをしてから、上記方法をお試しください。
実際の滑舌レッスンでは、舌先の位置、顎の位置、歯も含め、発音のしづらい原因を特定し、発音がしやすくなるよう、発音訓練を行います。
根本的に発音・滑舌を治すことができると、話すことが楽になるものです。
オンラインレッスンで、発音改善のトレーニングのご受講が可能です。